ミミの日
わが家のネコ、「ランちゃん」と、「ミミちゃん」。
約13年前に妹がバイト先の近くで出逢い、生まれたばかりで家族の仲間入りをした、ノラ出身。
ランちゃんが先に家に来て、数ヶ月後に同じ母親から生まれたミミちゃんが来ました。
先日の3月3日の朝、ミミちゃんが光になり旅立ちました。
食べることが大好きで、ぽっちゃりんなミミちゃんでしたが、
2月に入ってからは、ほとんど食べることができなくなり、点滴をしてもらっていました。
普段はあまり仲が良くなかったランちゃんとミミちゃん、
ミミの様子がおかしいことに気付いたランが、ミミに寄り添う姿を何度か見かけました。
命の灯りが、弱く小さくなって行くのを感じながら、
ミミの体を撫でて、母と涙を流した日もありました。
ミミちゃんは、とにかく母のことが大好きで、よく「抱っこして〜!」と、ニャーニャー鳴いて甘えていました。
寝る時は、母のベッドに来て、頭でグイグイ母の腕を押して、腕枕を要請。
母に腕枕をしてもらって、喉をゴロゴロいわせて寝ていました。
母の足で、お気に入りの体勢
落ち着くニャ〜♪(すっぽり母の足の間)
私が頭や喉を撫でてあげると、いつも喉をゴロゴロ鳴らしていたけれど、
だんだんとゴロゴロしなくなっていました。
ずいぶん痩せてしまったし、力も出ないのかな。
2月後半、もう階段を登れなくなってしまったミミちゃんは、
2階の部屋で寝ている母のベッドに行けなくなってしまった。
亡くなる前2日間、母は下の部屋に布団を敷いて、ミミちゃんと一緒に寝ていました。
最後になってしまった夜は、母に腕枕をしてほしくて、力を振り絞って頭を動かし、
母の腕枕で喉をゴロゴロ鳴らしていたのだそう。
そして3月3日の朝、正確な時間がわからないくらい静かに、息を引き取りました。
「3月3日、ミミの日・・・、そんな気がしたんだよね」と、母は涙声で言っていた。
次の日、ミミちゃんを火葬してもらうために、
近くの動物霊園の方に車でお迎えに来ていただきました。
来てくださった可愛らしい女性の方は、とても丁寧で親切に接してくださって、
思いやりのある言葉をかけてくださって、とても安心しました。
その方はお迎えの他にも、ペットとのお別れの式のお花の飾り付けなどの準備や、立ち会いなどもされるそうで、
私が「どうしてこのお仕事をしようと思ったんですか?」と聞くと、
「よく聞かれます。前に自分が飼っていたネコが亡くなって、あまりに辛すぎてどうしようもなかったときに、
やっぱり供養をしてもらってとても救われたんです。
その体験があって、私も飼い主さんの心を少しでも癒してあげられるお手伝いができれば、と思って。」
と話してくれました。
私が「でも、こうして火葬すると言うと、びっくりされることも結構あります。」と言うと、
「日本はペットに対しての認識がとても遅れているんです。
海外は、特にドイツでは、ペットを飼うのに税金がかかったり、
家のどこに小屋やケージを置くかとか、スペースの大きさが確保できるかなど、
きちんとしていないと、飼ってはいけない規則があったりします。
亡くなったら火葬するのも当たり前なんです。」と教えてくれました。
つい最近読んだ日本のペットの繁殖事情があまりにひどい内容で、大号泣してしまったことがあり、
その内容のこともお話すると、
「海外は、ブリーダーになるのもいろいろ規則が厳しいんですが、日本はそうでもない。
日本ではまだペットは、物品扱いなんです。例えば、道路で跳ねられたワンちゃんがいても、
不法投棄になるんです。扱いが、物としてなんですね。」
など、いろいろなことをお話してくれました。
霊園でお墓を見せていただくと、小学校や中学校の名前が彫ってある墓石が何カ所かありました。
学校で飼育していた動物も、こどもたちの教育としても小さな命が尊重され、
火葬してお墓に入れてあげるのだそうです。
16年前に亡くなった、愛犬ロンちゃんの葬儀には、私は残念ながら立ち会えなかったけれど、
今回ミミちゃんのお別れに立ち会うことができて、本当に良かった。
最後のお別れに、お花を手向けたときはなんとも言えない悲しい気持ちだったけれど、
それでも経験させてもらえて良かったと思う。
小さいきれいな入れ物に入って帰って来たミミちゃんを抱えて家に帰りながら、
「形のある命は、必ず終わりが来るんだ」と、あらためてすべての命を大切にしようと実感しました。
いろいろ思い返すと悲しくなることもあるけれど、出逢ってくれたことに感謝の気持ちでいっぱい。
世界最小のカエルのテレビに、アリーナ席でかぶりつきのミミ。
肩がたくましい!
新聞紙用の紙袋に入りきってないよ〜!
で、爆睡!(笑)
ミミちゃんは、間違いなく私たち家族の輪を取り持ってくれていました。
本当にありがとう☆
約13年前に妹がバイト先の近くで出逢い、生まれたばかりで家族の仲間入りをした、ノラ出身。
ランちゃんが先に家に来て、数ヶ月後に同じ母親から生まれたミミちゃんが来ました。
先日の3月3日の朝、ミミちゃんが光になり旅立ちました。
食べることが大好きで、ぽっちゃりんなミミちゃんでしたが、
2月に入ってからは、ほとんど食べることができなくなり、点滴をしてもらっていました。
普段はあまり仲が良くなかったランちゃんとミミちゃん、
ミミの様子がおかしいことに気付いたランが、ミミに寄り添う姿を何度か見かけました。
命の灯りが、弱く小さくなって行くのを感じながら、
ミミの体を撫でて、母と涙を流した日もありました。
ミミちゃんは、とにかく母のことが大好きで、よく「抱っこして〜!」と、ニャーニャー鳴いて甘えていました。
寝る時は、母のベッドに来て、頭でグイグイ母の腕を押して、腕枕を要請。
母に腕枕をしてもらって、喉をゴロゴロいわせて寝ていました。
母の足で、お気に入りの体勢
落ち着くニャ〜♪(すっぽり母の足の間)
私が頭や喉を撫でてあげると、いつも喉をゴロゴロ鳴らしていたけれど、
だんだんとゴロゴロしなくなっていました。
ずいぶん痩せてしまったし、力も出ないのかな。
2月後半、もう階段を登れなくなってしまったミミちゃんは、
2階の部屋で寝ている母のベッドに行けなくなってしまった。
亡くなる前2日間、母は下の部屋に布団を敷いて、ミミちゃんと一緒に寝ていました。
最後になってしまった夜は、母に腕枕をしてほしくて、力を振り絞って頭を動かし、
母の腕枕で喉をゴロゴロ鳴らしていたのだそう。
そして3月3日の朝、正確な時間がわからないくらい静かに、息を引き取りました。
「3月3日、ミミの日・・・、そんな気がしたんだよね」と、母は涙声で言っていた。
次の日、ミミちゃんを火葬してもらうために、
近くの動物霊園の方に車でお迎えに来ていただきました。
来てくださった可愛らしい女性の方は、とても丁寧で親切に接してくださって、
思いやりのある言葉をかけてくださって、とても安心しました。
その方はお迎えの他にも、ペットとのお別れの式のお花の飾り付けなどの準備や、立ち会いなどもされるそうで、
私が「どうしてこのお仕事をしようと思ったんですか?」と聞くと、
「よく聞かれます。前に自分が飼っていたネコが亡くなって、あまりに辛すぎてどうしようもなかったときに、
やっぱり供養をしてもらってとても救われたんです。
その体験があって、私も飼い主さんの心を少しでも癒してあげられるお手伝いができれば、と思って。」
と話してくれました。
私が「でも、こうして火葬すると言うと、びっくりされることも結構あります。」と言うと、
「日本はペットに対しての認識がとても遅れているんです。
海外は、特にドイツでは、ペットを飼うのに税金がかかったり、
家のどこに小屋やケージを置くかとか、スペースの大きさが確保できるかなど、
きちんとしていないと、飼ってはいけない規則があったりします。
亡くなったら火葬するのも当たり前なんです。」と教えてくれました。
つい最近読んだ日本のペットの繁殖事情があまりにひどい内容で、大号泣してしまったことがあり、
その内容のこともお話すると、
「海外は、ブリーダーになるのもいろいろ規則が厳しいんですが、日本はそうでもない。
日本ではまだペットは、物品扱いなんです。例えば、道路で跳ねられたワンちゃんがいても、
不法投棄になるんです。扱いが、物としてなんですね。」
など、いろいろなことをお話してくれました。
霊園でお墓を見せていただくと、小学校や中学校の名前が彫ってある墓石が何カ所かありました。
学校で飼育していた動物も、こどもたちの教育としても小さな命が尊重され、
火葬してお墓に入れてあげるのだそうです。
16年前に亡くなった、愛犬ロンちゃんの葬儀には、私は残念ながら立ち会えなかったけれど、
今回ミミちゃんのお別れに立ち会うことができて、本当に良かった。
最後のお別れに、お花を手向けたときはなんとも言えない悲しい気持ちだったけれど、
それでも経験させてもらえて良かったと思う。
小さいきれいな入れ物に入って帰って来たミミちゃんを抱えて家に帰りながら、
「形のある命は、必ず終わりが来るんだ」と、あらためてすべての命を大切にしようと実感しました。
いろいろ思い返すと悲しくなることもあるけれど、出逢ってくれたことに感謝の気持ちでいっぱい。
世界最小のカエルのテレビに、アリーナ席でかぶりつきのミミ。
肩がたくましい!
新聞紙用の紙袋に入りきってないよ〜!
で、爆睡!(笑)
ミミちゃんは、間違いなく私たち家族の輪を取り持ってくれていました。
本当にありがとう☆
by bottleart
| 2013-03-09 01:22
| 日記