繋がる
お友達のじゅんこさんのご自宅で、年2回開催される素敵な展覧会があります。
共展『海辺のRain forest』
ガラス作家 田中福男(トップノッチ) ワイヤー作家 安藤彩子
日時* 2011.5月6日(金)~8日(日) 11:00~17:00
水平線の見えるアトリエ。
アトリエSORA
会場*江ノ電七里ヶ浜下車 徒歩1~2分。
アトリエSORA→ ホームを江の島方向(藤沢方向)に降り、
線路沿いの道を20メートルくらい進み、
案内板に沿って線路を渡る。階段を上り、線路から数えて2本目の細い路地を右折。
突き当たりの白い建物の2F。
ノッチくんの作品はとても素敵!
私もオーダーさせていただいて、大切にしています。
太陽にかざすと、魚の群れみたい!
それから、もう一つ「被災地に化粧品をお届けするため」のお知らせです。
じゅんこさんが通っているカイロプラクティックの学校の先輩でもあり、
じゅんこさんの大切な友人でもある山口さん。
学校でカイロプラクティックによる矯正の授業以外にも
患者さんの体を緩和するためのカイロプラクティックの手技に沿ったほぐしを習うそうです。
その技術を生かして山口さんは現地でボランティア活動をしてきました。
彼が宮城に行って見たこと 感じたことの 手記。
そのまま載せます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年3月11日 14時46分 18秒
この時 私は仕事が休みで、家の近くのカフェにいました。
事の重大さに気付いたのは 家に帰ってテレビをつけた18時頃。
真っ先に思い浮かんだのが 宮城にいる親友の事でした。
電話もメールも当然通じるはずもなく・・・・結局、安否確認ができたのは1週間後。
それから約10日で情報収集をしながら支援物資を準備し、
3月28日、2泊3日の予定で被災地に出発しました。
東北道→三陸道と乗り継ぎ 石巻市内に入ったのは、出発から8時間後。
市内中心部から海沿いへと向かうにつれ、出発前にテレビでみていた光景を自分の目でみている、
という事実を受け入れきれないまま 車を走らせる事さらに2時間。
親友の住む石巻市の鮎川という地区に、ふわふわした気持ちのまま到着しました。
今回の目的は
*親友に支援物資を渡す事
*自分にできるボランティア活動をする事
の2点でした。
現地に着いて最初に、持って行った支援物資を渡し、
久しぶりの再会もそこそこに、
その地区の役所兼避難所となっている施設に移動して、
役所の担当者に話を通してからマッサージを始めました。
1日目・2日目は 被災者や消防士を、
3日目は病院で事務・看護士・医師の人達をマッサージしました。
ある消防士の方をマッサージした時の会話が強く印象に残っています。
「毎日 大変ですね。」と、うつ伏せになっている彼に声をかけました。
彼は 「こういう時の為に 我々がいるのです。」と・・・
私は 、軽はずみな自分の発言に激しく後悔しました。
プロ意識の高さ、という言葉だけでは表現しきれない強い信念を感じ、
全身に鳥肌が立ったのを覚えています。
そしてもう1人。
この女性との出会いが、男である私に気付きを与えてくれました。
化粧や髪など、身なりを整える事で気持ちをプラスの方向へ持って行く事ができるのだ・・・と。
この女性は、身内から個人的に受けた支援物資の中に入っていた化粧品で、
数週間ぶりに化粧をしたとの事でした。
元々明るい方だったのかもしれませんが、それだけではない事は明らかに感じとれました。
地震・津波が起きてから最初の1~2週間は、
雨風を凌げる場所を確保する事や食べることで精一杯だっただろうけど、
これからは化粧をする事は勿論、私のような仕事、心のケアをする医者、
理容師・美容師などの職業の人達は必要とされるだろうと感じました。
被災地に行って強く思ったのは、避難所にいる被災者は勿論なのですが、
役所職員・消防士・病院職員など、その町の復興活動に直接関わって動いている人達が、
休みもなく、かなりの激務を強いられているとい事です。
勿論、こういう人達のほとんどが被災者でもあるので、
肉体的にも精神的にもかなりのストレスを負っています。
現地で重要な役割を持つこのような人達がやられてしまっては復興はありえません。
インフラが整備されるまでの数ヶ月は特に、こういう人達のケアが必要な気がします。
実際 私が行った時は、病院の職員は、最近やっと交代で休みをとるようになって、
それまでは泊り込み(帰る家がないから当たり前ですが・・・・)で
休みなしで働いていたようです。
テレビの報道をみていても、被害を受けた地域の役所職員なども同じ様な状態です。
心の中で 張り詰めていたものがプツンと切れる・・・
意識・無意識にかかわらず、日々膨らんでいくストレスを少しでも軽減させる為に、
少しでも多くの被災者の力になる為に、
次は5月中旬頃に、ある程度の人数で行こうと計画をすすめています。
この時持って行く支援物資として、今回は化粧品を考えています。
そこで JUJUさんに相談したところ、快く協力してくれるとの返事をいただき、
私がこの手記を書く事となりました。
一番暗い時
それは
光が差し込む
夜明けに一番近い時
まだまだ厳しい状況ではありますが、少しずつ光は差し込みつつあります。
しかし、もう元の状態には戻らないんじゃないか・・・と、先が見えず、
気力を失っている方が大勢いるのも事実です。
その人達が 少しでも前向きな気持ちがもてるよう様に、皆さんに協力いただければと思います。
女性の化粧に関するものならどんな物でもかまいません。
宜しくお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回 集めている化粧品は 基礎化粧品、化粧品、試供品、サンプル、ホテルのアメニティ。。。など、
ご自宅で使わずに余っている化粧品全般です。
乾燥対策にボディローションや ハンドクリームなどもうれしいです。
開封済みでも、未使用であれば大丈夫です。
ご自宅を探してみて、使わない化粧品を支援物資として託してもいいと思われた方は、
5月6日(金)~8日(日)11:00~17:00
アトリエSORAで開催される共展【海辺のRain forest】にご持参下さい。
回収BOXを設置します。
郵送等は受け付けておりませんので、
直接お持ちいただける方のみとなることをご了承ください。
私に直接渡していただいても構いません。
どうぞよろしくお願いいたします。
共展『海辺のRain forest』
ガラス作家 田中福男(トップノッチ) ワイヤー作家 安藤彩子
日時* 2011.5月6日(金)~8日(日) 11:00~17:00
水平線の見えるアトリエ。
アトリエSORA
会場*江ノ電七里ヶ浜下車 徒歩1~2分。
アトリエSORA→ ホームを江の島方向(藤沢方向)に降り、
線路沿いの道を20メートルくらい進み、
案内板に沿って線路を渡る。階段を上り、線路から数えて2本目の細い路地を右折。
突き当たりの白い建物の2F。
ノッチくんの作品はとても素敵!
私もオーダーさせていただいて、大切にしています。
太陽にかざすと、魚の群れみたい!
それから、もう一つ「被災地に化粧品をお届けするため」のお知らせです。
じゅんこさんが通っているカイロプラクティックの学校の先輩でもあり、
じゅんこさんの大切な友人でもある山口さん。
学校でカイロプラクティックによる矯正の授業以外にも
患者さんの体を緩和するためのカイロプラクティックの手技に沿ったほぐしを習うそうです。
その技術を生かして山口さんは現地でボランティア活動をしてきました。
彼が宮城に行って見たこと 感じたことの 手記。
そのまま載せます。
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2011年3月11日 14時46分 18秒
この時 私は仕事が休みで、家の近くのカフェにいました。
事の重大さに気付いたのは 家に帰ってテレビをつけた18時頃。
真っ先に思い浮かんだのが 宮城にいる親友の事でした。
電話もメールも当然通じるはずもなく・・・・結局、安否確認ができたのは1週間後。
それから約10日で情報収集をしながら支援物資を準備し、
3月28日、2泊3日の予定で被災地に出発しました。
東北道→三陸道と乗り継ぎ 石巻市内に入ったのは、出発から8時間後。
市内中心部から海沿いへと向かうにつれ、出発前にテレビでみていた光景を自分の目でみている、
という事実を受け入れきれないまま 車を走らせる事さらに2時間。
親友の住む石巻市の鮎川という地区に、ふわふわした気持ちのまま到着しました。
今回の目的は
*親友に支援物資を渡す事
*自分にできるボランティア活動をする事
の2点でした。
現地に着いて最初に、持って行った支援物資を渡し、
久しぶりの再会もそこそこに、
その地区の役所兼避難所となっている施設に移動して、
役所の担当者に話を通してからマッサージを始めました。
1日目・2日目は 被災者や消防士を、
3日目は病院で事務・看護士・医師の人達をマッサージしました。
ある消防士の方をマッサージした時の会話が強く印象に残っています。
「毎日 大変ですね。」と、うつ伏せになっている彼に声をかけました。
彼は 「こういう時の為に 我々がいるのです。」と・・・
私は 、軽はずみな自分の発言に激しく後悔しました。
プロ意識の高さ、という言葉だけでは表現しきれない強い信念を感じ、
全身に鳥肌が立ったのを覚えています。
そしてもう1人。
この女性との出会いが、男である私に気付きを与えてくれました。
化粧や髪など、身なりを整える事で気持ちをプラスの方向へ持って行く事ができるのだ・・・と。
この女性は、身内から個人的に受けた支援物資の中に入っていた化粧品で、
数週間ぶりに化粧をしたとの事でした。
元々明るい方だったのかもしれませんが、それだけではない事は明らかに感じとれました。
地震・津波が起きてから最初の1~2週間は、
雨風を凌げる場所を確保する事や食べることで精一杯だっただろうけど、
これからは化粧をする事は勿論、私のような仕事、心のケアをする医者、
理容師・美容師などの職業の人達は必要とされるだろうと感じました。
被災地に行って強く思ったのは、避難所にいる被災者は勿論なのですが、
役所職員・消防士・病院職員など、その町の復興活動に直接関わって動いている人達が、
休みもなく、かなりの激務を強いられているとい事です。
勿論、こういう人達のほとんどが被災者でもあるので、
肉体的にも精神的にもかなりのストレスを負っています。
現地で重要な役割を持つこのような人達がやられてしまっては復興はありえません。
インフラが整備されるまでの数ヶ月は特に、こういう人達のケアが必要な気がします。
実際 私が行った時は、病院の職員は、最近やっと交代で休みをとるようになって、
それまでは泊り込み(帰る家がないから当たり前ですが・・・・)で
休みなしで働いていたようです。
テレビの報道をみていても、被害を受けた地域の役所職員なども同じ様な状態です。
心の中で 張り詰めていたものがプツンと切れる・・・
意識・無意識にかかわらず、日々膨らんでいくストレスを少しでも軽減させる為に、
少しでも多くの被災者の力になる為に、
次は5月中旬頃に、ある程度の人数で行こうと計画をすすめています。
この時持って行く支援物資として、今回は化粧品を考えています。
そこで JUJUさんに相談したところ、快く協力してくれるとの返事をいただき、
私がこの手記を書く事となりました。
一番暗い時
それは
光が差し込む
夜明けに一番近い時
まだまだ厳しい状況ではありますが、少しずつ光は差し込みつつあります。
しかし、もう元の状態には戻らないんじゃないか・・・と、先が見えず、
気力を失っている方が大勢いるのも事実です。
その人達が 少しでも前向きな気持ちがもてるよう様に、皆さんに協力いただければと思います。
女性の化粧に関するものならどんな物でもかまいません。
宜しくお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回 集めている化粧品は 基礎化粧品、化粧品、試供品、サンプル、ホテルのアメニティ。。。など、
ご自宅で使わずに余っている化粧品全般です。
乾燥対策にボディローションや ハンドクリームなどもうれしいです。
開封済みでも、未使用であれば大丈夫です。
ご自宅を探してみて、使わない化粧品を支援物資として託してもいいと思われた方は、
5月6日(金)~8日(日)11:00~17:00
アトリエSORAで開催される共展【海辺のRain forest】にご持参下さい。
回収BOXを設置します。
郵送等は受け付けておりませんので、
直接お持ちいただける方のみとなることをご了承ください。
私に直接渡していただいても構いません。
どうぞよろしくお願いいたします。
by bottleart
| 2011-05-01 01:01
| 日記